体験者プロフィール
- 地域:長野県
- 年齢:31歳
- 職業:専業主婦
- 家族構成(同居):子供、新しい夫
- 世帯収入:400~499万
離婚時の状況
- 離婚時年齢:25歳
- 婚姻期間:24歳から25歳まで1年間
- 家族構成(同居):配偶者、子供
- 世帯収入:300~399万
- 職業:パート・アルバイト
- 慰謝料: もらった 30万
- 子供: 0歳 親権母
- 養育費: 貰っている 20歳まで月5万円
離婚を決めた理由・原因
私の妊娠中に前夫が不倫をしていたからです。前夫の子どもをお腹に宿し、つわりで苦しんでいる間、他の女性との逢瀬を重ねていました。子どもを父親のいない、父親の顔さえ知らない状況にしたくなかったので修復を考えましたが、前夫と不倫相手にも子どもができ、前夫は不倫女性を選びました。信頼関係が築けなかったことが決定打となり、生まれて間もない子どもと二人で新たな人生を歩んでいくことを決めました。前夫とは別れて良かったと思っています。
離婚前に不安だったこと
・経済的なことが不安でした。当時の私は妊娠を機に仕事を辞め、専業主婦だったので。児童扶養手当ももらいましたが、決して十分な額とは言えず、親子二人が生活していくのは実際、大変でした。
・子どもの精神面が心配でした。子どもが生まれてすぐ離婚をしたので、子どもが父親の顔を知らない状況であり、成長していくにつれて子どもが自分の父親のことをどのように考えていくのか気がかりでした。
・世間の目が不安でした。シングルマザーとなったわたしは地元を離れました。
離婚までかかった期間、離婚までの簡単な流れ
1年ほどかかりました。不貞の証拠を提示しましたが、法律的には証拠として扱われず苦しい思いをしました。
弁護士の先生のところにも相談に行きましたが、最終的には調停が不調になったことをきっかけに、離婚の意思を持つことができ、協議離婚をしました。
離婚前に準備していてよかった事や、過去を振り返って離婚前にしていれば良かったと思う事
離婚後に貯蓄がなかったので経済的な面では非常に苦労しました。新しい人生をわが子と歩むためにも最低100万円は必要だったと後悔しています。
準備をしていて良かったと思うのは、早い段階から法律の専門家である弁護士の先生に着手していただき、頻繁に相談に乗っていただいていたことです。
子どもに関する福祉の面での手続き等も教えてもらいました。人に話すことで自分を客観的に見つめることができたような気がしています。
離婚問題はやはり弁護士の先生への相談が良いと感じました。
離婚の際に一番大変だったこと
沢山ありますが、結婚式まで挙げたのにも拘わらず、一年で別れることになり、両親をはじめ、親戚、友人、結婚を祝ってくれた方々の信頼を取り戻すことが一番大変でした。
わたしは女性であり、母親にもなっているので、世間からみれば傷物です。どうしようもない事実ではありますが、傷物という言葉に非常に傷つきました。
生きていくことも嫌になりました。子どもも将来、親戚や家族に非難の目を向けられそうで母親として申し訳なく、不安に感じています。
離婚して良かったこと
妻を裏切った前夫と縁が切れたことが最大のメリットです。人間として許せない相手とつながっていたくありません。
前夫とつながりのあるわが子に対しても、容姿が前夫の家族に似てきたことから、時々、複雑な感情を抱いてしまいますが、
「お母さん大好き。ありがとう。」と小さいながらにも、私を励ましてくれるわが子の存在の大きさに感謝の日々です。前夫とあのまま一緒にいたら、前夫と喧嘩ばかりで、子どもの笑顔も見れなかったかもしれません。
離婚して悪かったこと
前夫と地元が一緒で、前夫がすぐに再婚したことから、引越をするはめになりました。
当然、わたしにも地元に住み続ける権利はあったのですが、世間の目が気になり、また、スーパーで前夫が新しい妻を優しくリードしながら歩いている姿を見て、非常に辛くなりました。
引越の費用が貯まるまでは地元に住んでいたので、前夫に関する噂話にも苦しみました。根掘り葉掘り、周囲の方に聞かれ、答えるのに疲れ、精神的にも限界だったと思います。
離婚の意志を伝えた時の、相手や周りの反応
相手は、喜んでいました。「離婚に同意する」とわたしが伝えた時の見開いた目が嬉しそうでいたから。その後で「子どもを頼む。」と言われました。
親権で揉める必要がないことを悟り、安堵したのを覚えています。わたしの両親は最後まで離婚に反対だったので、気持ちが変わらないのか修復への道はないのかと何度も聞かれ、話し合いをしました。
わたしの離婚により、一番傷つけてしまったのは、高齢のわたしの両親だったように感じています。
お金の準備について(方法・金額)
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今離婚を考えている・離婚をしたい人へ
自分の幸せを第一に考えてほしいです。お子さんのことを心配し、離婚に踏み切れない方も多くいらっしゃるようですが、今の状況で笑うことができていますか?
笑えないのであれば、別れた方がいいです。子どもは親の顔を見て、大きくなっていくので、親が笑っていれば子どもも笑うんです。
わたしも沢山悩みましたが、子どものためにも気を強く持って、お子さんとの新しい未来を考えていただくことも一つの方法としてアドバイスいたします。