体験者プロフィール
- 地域:福岡県
- 年齢:46歳
- 職業:パート・アルバイト
- 家族構成(同居):子供
- 世帯収入:200万~299万
離婚時の状況
- 離婚時年齢:42歳
- 婚姻期間:25歳から42歳まで17年間
- 家族構成(同居):配偶者、子供
- 世帯収入:900万~999万
- 職業:契約社員
- 慰謝料: もらった 160万
- 子供: 17歳 親権母
- 養育費: 20歳まで月5万円
離婚を決めた理由・原因
モラハラです。子どもが3歳のころから、シャワーが頭からかぶれないという理由で風呂場から
1時間も一緒に出て来ないで、シャワーの練習と言って泣き叫ぶ子どもに容赦なし。終いにはシャワーヘッドでおでこをたたき青あざになっていました。
その後はそれが見た目に虐待となることを恐れたのか、叱るときには長時間の説教となりました。
子どもだけではなく、わたしも長時間説教になります。
5時間も6時間も説教されました。子どもも思春期を迎えるころには不登校になったので、このままではいけないと決断しました。
離婚前に不安だったこと
金銭面:引っ越し費用、子どもの学費、日々の生活費をどうしようかと思いました。
子どものメンタル面:不登校になっていたこと、自尊感情がなくなっていたことです。
仕事面:福利厚生のないパートをしていたため、年齢のこともあるのに就職できるか不安でした。
離婚までかかった期間、離婚までの簡単な流れ
別居後に調停を申し立てました。調停から半年後、調停で不成立となったため裁判を申し立てました。
裁判では代理人同士の出廷だったのですが、財産面で決着がつかなかったために証人尋問となりました。
モラハラ以外に不貞も相手方にあったため、そこから離婚へとすぐに判決がでました。
裁判に移行してから2年は経っていましたが・・・
離婚前に準備していてよかった事や、過去を振り返って離婚前にしていれば良かったと思う事
離婚前に少しずつでもパート代から貯金をしていたことがよかったです。また、モラハラにあったことを離婚を
視野に入れ始めてから半年くらいは書きためていたのが役立ちました。
もちろん昔あったことについても、そのノートに弁護士に相談する前から思い出して書いておいたのも役立ちました。
離婚前にしていればよかったことは、もっと貯金をしておくべきだったということです。
夫から生活費として毎月引き出していたお金から、貯めておけばよかったと思います。
別居直前には生活費として渡されるお金が減りましたので・・・
離婚の際に一番大変だったこと
精神的に追い詰められていたので、離婚してもお前なんかやっていけない、
お前のような人材はいくらでもいるなど自尊感情を傷付けられていたため、なかなか冷静になれませんでした。
わたしのどこを直したらうまくいくのか?彼のここを直してほしいなどがうまく伝えられず、
それがモラハラであることに気づくまでが大変だったと思います。また、裁判まで視野に入れての弁護士探し。
法テラスに登録のある、女性弁護士に出会うまではどこに相談していいかわからず大変でした。
離婚して良かったこと
子どももわたしも精神的に開放されたことです。一足跳びにとはいきませんでしたが、
あの頃は本来の自分自身というものではなかったなぁ。とだんだん実感してきての今に至っています。
子どももカウンセリングなどに通い、今まで威圧的にされてきて大人の男性は怖いものだという概念を、
少しずつ払拭されてきているように思います。
また、自分なんていなくなればいいと自己否定することばかりだった子どもが、
最近では自分を嫌いではないと言うようになりました。自分を好きと言えるまであと一歩です。
離婚して悪かったこと
経済的不安です。学資保険を相手方が勝手に解約したこともあり、
子どもの高校も専門学校も奨学金を借りての進学となりました。
不登校もあったため、奨学金が打ち切られるかもという不安や、そんな中やっとどうにか専門学校に進学したのに、
以前のつらい体験からのフラッシュバックに悩まされ学校を休むこともあります。
一般の学生のようにバイトと学業を両立ができないためバイトをしないので、就職するまでが不安です。
離婚の意志を伝えた時の、相手や周りの反応
子どもが4歳のときから実家に相談したりしていたため、実家の両親は自分で決めたことだから、
好きなようにやりなさいと言ってくれました。
離婚を視野に入れる前から相談していた友人は、子どものためにも離婚した方がいいよと背中を押してくれていたので、
伝えたときには別居するための引っ越し先を調べてくれたり、引っ越しの手伝いの友人を集めてくれたりと意欲的でした。
ご近所の方たちには仮面夫婦で仲が好さそうに見えていたため驚かれました。
お金の準備について(方法・金額)
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今離婚を考えている・離婚をしたい人へ
準備が必要です。友達の意見も必要ですが、弁護士相談は有効です。
自分に合う弁護士を無料相談などたくさん行ってみて選ぶことです。
金銭面では苦労するので、調停の申し立て時に婚姻費用の分担についても申し立てることなど、
離婚に向けての勉強も必要です。水面下でじわじわとお金を貯めておいてから、自分の意思を伝えることも大事です。
だんだんとお金を相手方は出し渋るようになってきます。お子さんがいるならメンタル面もですね。