夫がパチンコ浸りの毎日に。仕事も解雇になり人柄も変わり離婚を決意

夫がパチンコ浸りの毎日に。仕事も解雇になり人柄も変わり離婚を決意

体験者プロフィール

  • 地域:神奈川県
  • 年齢:40歳
  • 職業:パート・アルバイト
  • 家族構成(同居):一人暮らし
  • 世帯収入:200万~299万

離婚時の状況

  • 離婚時年齢:28歳
  • 婚姻期間:21歳~28歳まで7年間
  • 家族構成(同居):配偶者
  • 世帯収入:300~399万
  • 職業:パート・アルバイト
  • 慰謝料:無し
  • 子供:無し
  • 養育費:無し

離婚を決めた理由・原因

最初は何でもない普通の家庭で、夫は正社員として働いていました。結婚する前に辞めてくれていたパチンコをやはり辞めることができず、こっそりやっていたことがわかりました。分かったきっかけは、偶然クリーニングに出そうとしていたスーツから、某金融会社のカードが見つかったことです。パチンコで負けることが多く、給料を作るために借りたのがきっかけで借金がふくれあがり、判明したときには200万円でした。それから惰性が働いたのかやけになってしまったのか、夫がパチンコに浸る毎日で、会社にも出勤せず解雇になりました。それでも一旦はお世話になった上司の計らいで、仕事を世話して頂いたのですが、それをすっぽかし、人への感謝を忘れてしまうようになっていました。夫婦の問題なので一方的に悪いわけではないのかもしれませんが、人柄も変わり家庭として機能する事ができず離婚。幸い子供がまだいませんでしたが、これからを考えても子供が生まれるには、いい環境ではないと思いました。

離婚前に不安だったこと

・離婚した後も夫の借金が次々出てきて、借金取りが押しかけてこないか。
・離婚した事が就職時や将来縁があった人間関係全般などで差別を受けないか。
・老後の生活に対して。主に収入と病気にかかったときにどうしたらいいか。

離婚までかかった期間、離婚までの簡単な流れ

最初に話し合ってから離婚届を出すまでに4ヶ月です。その間に借金を明確にしたり、身分等を公的機関へ変更届をしたり、
自分の住まいを借り、引越しの見積もりをしました。
夫がパチンコで取り合ってくれなかったりで思ったより時間がかかりました。

離婚前に準備していてよかった事や、過去を振り返って離婚前にしていれば良かったと思う事

子供が生まれたときの為にと思い、離婚前に少しずつ貯金をしていたので良かったです。
いくらかはパチンコの借金で消えてしまったのですが、それでも自分の口座に分散して貯金をしておいたので、
それは引越しの時や生活が安定しないうちに、病気になった時にはいくらか足しになり助かりました。

後悔している事は、離婚前にもっと人を見る目を養っておけばよかったと思います。
他にはしっかり勉強をして、将来仕事や日常で活かせる資格やスキルをもっと作っておけば良かったと思います。
その後お金がかかる事も多かったので、可能ならばもっと貯金しておけば良かったと思います。 

離婚の際に一番大変だったこと

丁度母子家庭だった実母が癌で入院していたので、母の家や病院にも行き来していて、
並行するには身体が休まらなかったことです。

この時期に遠方の義母さんが一旦上京され、母の病床を囲んで話すと言い始め精神的にも疲労でいっぱいでした。
借金という経済的な現実の事情よりも、癌が末期だったので母への負担を考えるほうが大変でした。

自分の生い立ちや自己嫌悪とそれでも前向きに生きていかなきゃならない現実と、
迫り来る母の余命で一番大変だったのは自分のメンタル面でした。

離婚して良かったこと

一番良かった事は、パチンコによって膨れ上がった借金から逃れることが出来たことです。

計画的にお金の管理や毎日の生活をできるようになりました。また、独りになってからは静かな生活になりましたが、
遅くに夫が酔っ払って帰宅して、ご近所に迷惑をかけることや大声で怒鳴ったり喧嘩する事もないので、
ご近所の目を気にして外出しなくて済むようになりました。

また、自分に対して甘えがなくなり「生きなければ」「前向きにならなければ」という思いが強くなりました。 

離婚して悪かったこと

子供はいなかったとはいえ、将来恋人が出来たとしてもバツイチがずっと付きまとうこと。中には偏見の目で見る人もいたこと。
偏見に合うたびに「仮面夫婦でも外面は保っていたほうがよかったのかな」と思ってしまいます。

将来病気になったときにちゃんと生きていけるのだろうか、痴呆になって誰かに迷惑をかけてしまうのではないだろうかという
経済的な不安と申し訳なさがあります。老後についても同様で、お金は足りるだろうか、
孤独死をするのかなと思ったとき他人に迷惑をかけてしまうのだろうかと不安は募る一方です。 

離婚の意志を伝えた時の、相手や周りの反応

友達等は殆どがお互いの問題だからと、第三者的立場を保って新しい生活に向けて理解ある応援をしてくれました。
ご近所には波風立てたくなかったのと、噂が一人走りしてしまいそうだったので、聞かれた時に簡単にしか伝えませんでした。

実母は病床にいたので告げるべきか迷いましたが、後悔するのも嫌だったので最期に簡単に伝えました。
少しだけのやり取りでしたが、前向きに生きればいい事があると言われ、
最終的には今自分にとって最大の原動力となっています。 

お金の準備について(方法・金額)

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今離婚を考えている・離婚をしたい人へ

離婚にはメリットとデメリットが両方つきまといます。
世の中には色々な考え方の人がいるので、それは致し方ないことだと思います。

しかし言い換えればいろいろな人がいるので答えが1つではありません。
なので自分の考え方に自信を持って生きて欲しいです。自分が自信をなくしたらうまくいく物も駄目になってしまうからです。

そして離婚を考えたとき、衝動的になってしまうかもしれませんが、1度静かな空間で新鮮な息を吸って考えてください。
経済的に、年齢的に、あとは子供がいる場合は、何よりも子供にとっての将来をシュミレーションしてください。

そして前向きに生きてください。辛くても明るい人には必ず幸せがやってきます。
どうかお互いの未来、家族の未来が幸せになるよう頑張って欲しいです。 

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