熟年離婚 亭主関白な夫と徐々に価値観が変わっていき・・・

離婚を決めた理由・原因

元々亭主関白で我が強く、私の意見は何一つ聞かない人でした。自分はすべて正しく、私が全て間違っているという考え方で、対等な夫婦と言う関係ではなかったのです。子供に対しても、自分に似ている次男ばかり可愛がり、私に似ている長男にはとても厳しく、父親として失格だと思いました。結婚当初からその横暴さにへきえきとしていたのですが、年齢を重ねるごとにそれが強くなり、お互いの物事に対する優先順位の違いがどんどん大きくなったことで離婚を決意しました。

離婚前に不安だったこと

1.離婚した後、一人で生活を維持していけるかどうか、自分のパート収入だけで暮らしていけるのかどうかということ
2.自分の両親や子供たちがどう感じるのかということ
3.一人になった後の老後に向かって行く年齢のこと

離婚までかかった期間、離婚までの簡単な流れ

私から離婚をしたい意向を伝えた後、何時離婚をするかという相談をしました。具体的な事は実際に離婚届にサインするときに話し合いました。
というか、夫は勝手に親権のことなど離婚の条件を司法書士と決めて私に伝えるだけでした。

離婚前に準備していてよかった事や、過去を振り返って離婚前にしていれば良かったと思う事

子供たちが高校を卒業をしてから離婚をすることになっていたのですが、私の方が我慢できず、急に離婚が早まったため、住まいや離婚後のある程度の資金が溜まっていないうちに離婚してしまったことが一番の後悔です。
また子供たちに両親の醜い争いを見せたくなくて、また私の意見など聞かない夫の性格を考えて、夫の条件通りに離婚したことはとても後悔しています。離婚に向けて、夫に離婚の話をする前にある程度の資金や住まいの準備をしておいて、それから離婚の意志を伝えればよかったと思います。

離婚の際に一番大変だったこと

結構突然に離婚の日が訪れて、それも一方的に夫が全て決めてしまい、住むところもない状態で出て行ってくれと言われたことがとても大変でした。
友人の家に事情を話して居候しながら仕事をし、家探しをしたのがとても大変でした。
また。離婚の際にはマイナス財産（借金）も２分割されるので、70万円程度の借金を持たされ、プラス財産は何もないまま放り出されたような状態での離婚でした。
大変というよりはいきなり子供たちと引き離されたことが、死ぬほどつらかったです。

離婚して良かったこと

心から解放されました。何もかも自分の意志で決めることが出来ない毎日に決別でき、金銭的な苦労は有っても自分の稼いだお金は自分で管理できることがとても嬉しかったです。
離婚前は私の稼いだパート収入もすべて夫が管理していて、毎日決まった額の生活費しかもらえなかったので。
離婚のことを話していない友人にも「最近つきものが落ちたような顔をしている」と言われるくらい、解放感に包まれていました。自分のことを自分の責任で決められる事がとても嬉しかったです。

離婚して悪かったこと

一番心にかかったのは子供たちのことでした。夫は離婚の全ての原因を私に押し付けた言い方で、離婚の事実を子供たちに伝えてしまったようです。
子供たちの気持ちを考えると、両親の離婚はとてもショックなはずなので、普通の家族でいてあげられなかったことがとても申し訳ないです。
また、長男は父親とはもともと仲が良くなかったので、離婚後に家を飛び出し、無茶苦茶な生活をしていた時期もあり、やはり離婚して私という味方が居なくなった影響は大きかったのかなと思います。

離婚の意志を伝えた時の、相手や周りの反応

離婚の意思を伝えた時に、夫はおとなしい私がまさか離婚を考えているなど夢にも思わなかったようで、ショックを受けていました。しかし、もとから強気な性格で、素直に同意しました。
周りの友人も多少の驚きは有りましたが、以前から夫との生活のぐちなどを話していたので、離婚したことに対して「よかったね」と言ってくれました。
同情的なところが多く、一人暮らしに戻った私にとてもよくしてくれました。
親兄弟も最初から結婚に賛成ではなかったので、「やっぱり！」という反応でした。

お金の準備について(方法・金額)

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今離婚を考えている・離婚をしたい人へ

離婚で一番迷惑をかけるのが子供たちです。でもいつかは分かってくれます。仲の悪い両親のもとで育つことは決して子供たちに良い環境とは言えません。
自分がその気になって頑張れば生活は何とでもなりますから、もう完全に無理だと思ったら、先のことを心配するより思い切って離婚した方が良いと思います。
ただ、私のように準備なく離婚することはやってはいけません。それなりに家や生計を立てる方法をしっかりと計画して、それから離婚を切り出した方が良いと思います。