私が鬱病を発症してしまい、旦那への負担を考え離婚しました

私が鬱病を発症してしまい、旦那への負担を考え離婚しました

体験者プロフィール

  • 地域:福井県
  • 年齢:37歳
  • 職業:パート・アルバイト
  • 家族構成(同居):子供
  • 世帯収入:100万~199万

離婚時の状況

  • 離婚時年齢:27歳
  • 婚姻期間:27歳から37歳まで10年間
  • 家族構成(同居):配偶者、子供
  • 世帯収入:300~399万
  • 職業:その他
  • 慰謝料:無し
  • 子供: 7歳、5歳 親権母
  • 養育費: 下の子供が20歳になるまで月5万円

離婚を決めた理由・原因

離婚を決断したのは、自身が鬱病を発症した事がキッカケでした。
看護師として勤務していた経験から、精神疾患を患ってしまうと、当人以上に周りの負担が大きい事を感じていました。
旦那の中で精神疾患への理解は弱かった事と、発症までも色々ありながらも穏やかに過ごしていた状態だったので、自身が発症した時点で今後どのような悪化や回復があるのか予想もつかず、病状の変化や、それによる旦那への負担で互いに憎しみ合ってしまう事を恐れ、良い形で今後の関係を続けられるように離婚という道を選択しました。

離婚前に不安だったこと

1:自身の鬱病発症がキッカケであった為に、パートナーの支えなしで治療と仕事、家事と育児を一人でやっていけるのかの不安は大きかったです。
2:実家も離れており、二人の子供を私が育てていく上で、急な早退や欠勤がやむを得なかったのでパート勤務にしていましたが、
離婚して世帯主となると正社員になるべきか、発症で発作など自身の体調で仕事が出来ない状態も重なってしまったので、金銭的な面の不安は大きかったです。
3:離婚と養育費の件は話し合いで済ませたので、養育費の支払いはちゃんと継続してくれるのかの不安、子供達が父親の居ない生活に不満を抱えないかの不安は大きかったです。

離婚までかかった期間、離婚までの簡単な流れ

離婚を決断したのは、発症した時点で旦那の理解が低かった時に、一緒に居ては共倒れしてしまうと感じた事がキッカケです。
初めは、離婚せず治療する事も考えましたが、特殊な病気の分野でもある為、理解が得られなければ険悪な状態になってしまうのは目に見えています。
喧嘩をした訳ではないので、違う形で支え合える関係を作ろうと話し合い、旦那の職場で寮を準備して貰えるまでの一ヶ月ほどは今まで通り過ごし、
寮の準備ができた時点で気軽に連絡を取り合いましょうという形で家を出る旦那を見送った感じです。

離婚前に準備していてよかった事や、過去を振り返って離婚前にしていれば良かったと思う事

私の場合は計画的な離婚でもなく、突発的な予想にもしてなかった病気の発症が原因だったので、貯金も何もない状態でした。
多少でも、貯金が出来ていれば後の生活の苦しみはなかった様に思います。
子供達が幼い頃に離婚してしまう形になりましたが、旦那の仕事の都合や、あまり育児に熱心に協力してくれるタイプでは無かったので、特に下の子は父親との思い出が残っていないようです。
上の子は初めての子だった事もあり、それなりに父親との思い出が出来ましたが、下の子は一緒に住んでいた記憶もほとんど無いみたいなので、もっと家族の思い出を残しておけば良かったと感じています。

離婚の際に一番大変だったこと

やはり、貯金も何もない状態でしたので今後の生活の不安が大きかったですね。
大きく揉める事も無く、憎しみ合っての離婚では無かったので、離婚自体は円満に話し合い、互いに納得して決断した事ですが、
幼い子供達を育てていく上で金銭的な面の不安は取り除く事は出来ませんでしたね。
職場でも、パート勤務を正社員にするか、正社員になったとしても子供達の面倒を見る人が居ないので、急な早退や欠勤が出てしまう事から、厳しい状態である事は離婚の際に一番の悩みでした。

離婚して良かったこと

無意識ではありますが、旦那がいる時は旦那の顔色を伺う癖が身についてしまっていたようで、旦那と離れてからは気楽に自分らしく過ごせる様になった様に感じます。
目の前にいるのに相談出来なかった事や、手伝って欲しいのに助けてもらえないという、些細な不満からの開放は、余計な期待をする事がなくなりストレスになっていた事を、改めて感じました。
家に人を呼ぶ事や、私が知人・友人との時間を持つ事を嫌がる人だったので、別れてから子連れの友人を家に呼び一緒に食事をしたりする時間は、
私にとっての息抜きにもなり、子供達にとっても家で友達と楽しめる新しい時間が増えていきました。

離婚して悪かったこと

やはり、生活は一気に苦しくなりました。
若い頃に結婚し、出産しているので離婚前も楽な生活ではありませんでしたが、やはり一人で全てを背負って生活するのは大変です。
特に私は、離婚後に病状が悪化しドクターストップが掛かり働けない状態になったので、障害年金を受給しながらの生活しかできなくなりました。
その中で、子供達は成長していき離婚した当初の保育園児ではなくなる中、贅沢どころか光熱費なども滞納しながらの生活となったのは、
やはり別れていなければ子供達に余計な苦労を掛けずに済んだのかと悩む事も少なくなかったです。

離婚の意志を伝えた時の、相手や周りの反応

旦那の両親は遠方にいた為、電話での報告となりましたが、しきりに私に対して謝罪ばかりでした。
息子の器の小ささで、病気になってしまった状態を受け入れられない息子で申し訳ないと泣きながら謝罪されました。
私の親は、旦那と同じ様に当時は病気への理解が無かったので、そんな病気は気持ちの持ちようだと言われました。
ただ、発作が出てしまっている姿を目の当たりにしてからは、何も言わず二人で話し合い納得して後悔しないようにと言われました。
子供達にも、ちゃんと話して聞かせましたが、今後もパパとは自由に会える事もあり、自分達がママを守ると優しく支えようと心強い言葉をくれました。

お金の準備について(方法・金額)

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今離婚を考えている・離婚をしたい人へ

何らかの原因で離婚を考えている場合は、やはり今後の生活の為の貯金は重要になってくると思います。子供がいる場合は特に重要ですね。
片親で子育てしながら、仕事との両立は育児の協力者がいなければ、全てを一人で背負うことになります。
子供の急な体調不良での対処などで、仕事に影響する事も必然になってしまいます。
そんな場合の職場の理解も大きく影響していきますし、今までの生活レベルより何段階も生活レベルを落とし、
更に金銭的にも体力的にも苦しくなる事も出てくるかもしれません。

片親である事で、子供が寂しさや不安を抱える事が無い様に一人で向き合っていかなければなりません。
思春期になれば、幼い子供の頃とは違い進路を始め、本来ならパートナーと相談していけることも一人で向き合っていかなければなりません。
それらの事を、しっかり念頭に置いて前に進んで欲しいと思います。

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