夫の借金癖から些細なことまで嫌になり離婚しました。

夫の借金癖から些細なことまで嫌になり離婚しました。

体験者プロフィール

  • 地域:広島県
  • 年齢:52歳
  • 職業:パート・アルバイト
  • 家族構成(同居):一人暮らし
  • 世帯収入:200万~299万

離婚時の状況

  • 離婚時年齢:36歳
  • 婚姻期間:21歳から36歳まで15年間
  • 家族構成(同居):配偶者
  • 世帯収入:100万~199万
  • 職業:パート・アルバイト
  • 慰謝料:無し
  • 子供:無し
  • 養育費:無し

離婚を決めた理由・原因

最大のきっかけは夫の借金癖です。
最近では「借金を繰り返す人も多い」ということを聞き、精神的に不安定なことから出る症状かしら?と考えられるようになりましたが、当時は苦労して整理してはまた借金するという、人としてのいい加減さが許せませんでした。
ただ、私の場合それはあくまできっかけであって、実は小さなことの積み重ねでした。
3日間お風呂に入らなくても平気、という些細なことから、私が風邪で熱を出して寝込んでいるときに「オレの晩飯はどうなる!?」と怒る思いやりの無さ、結局箸の上げ下ろしも嫌になってしまい、一緒に居ることが耐えられなくなりました。

離婚前に不安だったこと

両家の父母、兄弟、気に掛けてくれている親戚などに、心配を掛けることが不安というか辛かったです。
経済的にはもちろん不安でした。夫は借金があり、ほとんど私の収入で生計をたてていましたが、おかげで貯金が一切無かったからです。
住むところについて不安でした。経済的なところから来ていたのですが、貯金が無かったので家を出てどうなるかと不安でした。

離婚までかかった期間、離婚までの簡単な流れ

私自身が思い立ってからちょうど1年でした。
まず、家を出るために昼夜掛け持ちで仕事をしてお金を貯めました。
準備が出来てから、理由を言って離婚しようという思いを私の両親に報告しました。
友人の手助けもあり、新居を借りてました。

夫にはその後離婚の意思を伝え、有無を言わせず荷物を運び出しました。
最初は怒っていましたが半年後には離婚届を出せました。

離婚前に準備していてよかった事や、過去を振り返って離婚前にしていれば良かったと思う事

とにかく「家を出る」ということのために昼夜働きましたから、身体はかなり疲れました。
日頃から貯金していれば良かったのですが、夫が借金を抱えていたので、今考えてもそれは無理だったと思います。
最期の1年は夫から一切お金をもらっていませんでしたし。
離婚にあたって、友人には精神的にも物質的にも支えてもらいましたので、”離婚前の準備”ではありませんが、日頃の人とのお付き合いは大切なことだと実感しましたし、心の底からありがたく、感謝しました。人が私の財産でした。

離婚の際に一番大変だったこと

私の場合は”夫の借金”という大義名分がありましたから、周りの反対や責められるというような辛い思いは全くありませんでした。
幸い子供が無く、その苦労もありませんでした。
夫とは話し合いが出来るような気持ちは無くなっていたので、強引に家を出ましたからその点でも他の方のようには大変では無かったでしょう。
ただ、家を借りるお金を作るために昼夜、休み無しで働きましたから身体は疲れました。
自分では意識していませんでしたが、精神的にも随分疲れていたようです。

離婚して良かったこと

まず、ひとりで暮らし始めて最初の朝の晴れ晴れとした気持ちです。
これから一人でいきて生きていけるのか?物凄い不安を抱えているのにもかかわらず、強烈な開放感で晴れ晴れした目覚めました。
その時、これまで自分が精神的に無理をしていたこと、疲れていたんだということに初めて気が付きましたから、
今思っても一番良かったことは気持ちが開放されたことだったと考えます。
経済的には夫に支えてもらっておらず、最終的には私が家計を見ていましたのでその点でも楽になりました。

離婚して悪かったこと

残念ながら?一切無いです(笑)
ただ、離婚が暫くしてから叔母に「彼も借金して苦労して、可愛そうやな・・」と言われてから少し考え方を改めてみました。
何故、元夫は借金をしたのか?何のために借金をする必要があったのか?何に使ったのか?借金をしてしまう前に私が気付いて回避できるように出来無かったのか?
日頃の生活の中で、借金をしない精神状態に持っていくことは出来なかったのか?
そういってことをかんがえると、デメリットというのではありませんが途中で投げ出したような軽い後悔はあります。

離婚の意志を伝えた時の、相手や周りの反応

相手は、離婚なんて想像していなかったと思っていました。夫は何の根拠も無く”離婚”なんて頭にも無かったと。
だから離婚を切り出せば絶対怒っていたと思います。
私は口もききたくない気持ちになっていましたから強引に家を出ました。
その後は「身勝手だ」とかなんとか暫くはしょっちゅう電話が掛かりましたが、半年ほどで諦めてくれました。
夫の借金癖が理由だったので、親族からは反対派ありませんでしたし、友人からは随分支えてもらいました。

お金の準備について(方法・金額)

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今離婚を考えている・離婚をしたい人へ

性格もあると思うのですが、私にはしっかり準備して満を持して・・ということは出来ませんでした。
もうダメ!と切れてしまったら、その後は口をきくのはもちろん顔を見るのも、同じ屋根の下で同じ空気を吸っているのも嫌になってしまいました。
だからとても準備、なんてことは出来ませんでした。
でも、視線を変えれば”もうダメ!”となるまでは色んなことを一生懸命我慢していたのかもしれません。
些細なことでもご主人の嫌な面を見てしまった時、日頃から離婚を視野にいれておけば精神的に、物質的に”その時”が来てあわてなくて良いでしょうか?
ま、先立つものの準備が一番でしょうね。

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