夫のパワハラに我慢できなくなり熟年離婚になってしまいました

離婚を決めた理由・原因

今で言うパワーハラスメントが大きな原因です。子供が出来たことで結婚しましたが、結婚当初より、少しずつ暴言があり、３人の子供が小学生頃にはピークに達しました。でも、子供の将来を考えたり、周囲の反対を押し切って結婚した手前、なかなか離婚には踏み切れませんでした。末っ子が大学を卒業したその２ヵ月後に、もう我慢が出来ない、この先、老年になった時まで一緒にいたくないと申し出て、離婚に至りました。２６年間、育児・家事など何も携わらなかった夫に、その旨を言うと、今まで食べさせてやったのだから、慰謝料はいらないなと言われ、離婚の意思は固まりました。

離婚前に不安だったこと

離婚時に、たとえいくばくかでもお金が欲しいが、自分から離婚を切り出すので、慰謝料というものがあるのかどうかということ・この先に仕事に就けるのかどうかということ・働いたとして、その収入で暮らし、貯金が出来るのかどうかということ。

離婚までかかった期間、離婚までの簡単な流れ

離婚をはっきり決意したのは、手続きを完了する１年前です。
夫が何をするか心配な部分もあったので、市役所で勝手に夫側から離婚届を出しても受理しない手続きをずっとしてました。
家庭裁判所をと提案しましたが断られ、いわゆる話し合いで離婚しました。

離婚前に準備していてよかった事や、過去を振り返って離婚前にしていれば良かったと思う事

自営業だった夫で、国民年金基金をかけていました。
国民年金に付随するので、離婚の際も、これからは掛け金を支払うことなく、ストップするが、
今までの私の名前の分はもらえると聞いて、とても助かりました。
ただ、どうしても若くて離婚したわけではないので、離婚後に仕事を見つけるのも、就くのも大変でした。
こつこつと何か資格などを取得して、備えておけば良かったかと思っています。またいわゆるへそくりと言うか、自分だけの貯金をもっとしておけば良かったかとも思いました。

離婚の際に一番大変だったこと

住んでいたのは、一般の借家で、離婚前までは夫の口座から家賃が引き落とされていましたが、７万円あまりの家賃を自分で支払うことは不可能でした。
きちんとした職に就くまで何とか頑張ろうと思いましたが、結局は何か月分か滞納をして、親に援助してもらうことになりました。
引越しを考えても、安い住宅に抽選で入ることは困難でしたし、生活保護も考えにありませんでした。
やっと都の住宅に入ることが決まっても、住んでいた住宅の敷金だけでは、修繕費には足らず、やはり親に頼ることになってしまいました。

離婚して良かったこと

26年間何だかビクビクして生きていた気がします。
夫が家にいる限り、好きなことは何も出来ず、仕事から帰宅してもずっと文句の言いどおしの夫でしたから、一人になって、あまりの静寂に１年ぐらいは慣れませんでした。
独り言のように、「美味しかった」「良く出来た」などの言葉を発しますが、今まで身近な人から言われたことが無かったので、
自分で褒めて笑う毎日です。友人たちと食事や旅行に行くなどという事も、離婚して初めて楽しめることが増えました。

離婚して悪かったこと

特に自分自身ではデメリットに感じていることはありません。周囲にも、男女問わず、離婚経験者が大変多く、かえって離婚の話しをおおっぴらに出来ます。
強いて言えば、金銭的に裕福な生活をするのは大変だということでしょうか。男性だから女性だからの制限ではなく、５０歳を過ぎた身では、
就職するのがとても難しく、現在は契約社員として働いていますが、本当に低所得に甘んじざるを得ません。
結婚していなければ、ずっと仕事をしていたわけですから、こんな悩みはなかったかもしれません。

離婚の意志を伝えた時の、相手や周りの反応

離婚したいと夫に告げた時、３人の子供も成人してましたし、夫はあまり驚いていませんでした。
夫の仕事も安定して収入はほとんど夫が確保してましたから、何もなかったのかもしれません。
３人の子供たちに、離婚をした旨を話した際も、社会人としてもう自立してましたから、好きなようにすれば良いと言われました。
ただし、私の親や親類には、離婚が他から漏れるまで、自分からは話さないと決めてましたから、親が知ったのは、約半年後になりました。
親と親類から、猛反対を受けて結婚したものですから、最後は「ほら、みたことか」と言われたのが少しショックでした。

お金の準備について(方法・金額)

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今離婚を考えている・離婚をしたい人へ

離婚に際しては、様々な理由があるので、一概には言えませんが、ストレスを感じて結婚生活をしているのなら、それからは開放されるべきなんではと思います。
ただし、経済的にはとても大変で、特に年を重ねるごとに、仕事に就いて収入を得ることは難しくなります。
公共の住宅を予定したり、職を探したり、やはりある程度の準備は必要だと感じます。若い方も含め、年金生活に入る年齢になると、
厚生年金・国民年金などが、いかに大切かを実感します。離婚の際に、将来の自分の年金はどうなっているのかを確かめておくことを薦めます。