体験者プロフィール
- 地域:群馬県
- 年齢:45歳
- 職業:専業主婦
- 家族構成(同居):子供、実母、実父
- 世帯収入:300~399万
離婚時の状況
- 離婚時年齢:38歳
- 婚姻期間:33歳から38歳まで5年間
- 家族構成(同居):配偶者、子供
- 世帯収入:1000万以上
- 職業:正社員
- 慰謝料:無し
- 子供: 3歳・0歳 親権母
- 養育費:無し
離婚を決めた理由・原因
相手の実家がレストランを経営していて、その株分けのように新しいレストランを結婚後にスタートしました。でも、あまり上手くいかず、資金繰りにも困るような状態に突入。
その時に、私の両親に資金を融通してもらいました。
彼の実家も経営は続いていたものの、順調とは言い難かったためです。
一度では好転せずに、3回ほどお金を融通してもらいました。
結局はレストランは諦め、閉店することにしたのです。
その後は、サラリーマンとして割といい給与をもらうようになりましたが、私の両親に返済をすることもなく、「俺が稼いだ金」と横柄に言い放ったために、「こいつの世話にはなりたくない」と決めました。
離婚前に不安だったこと
・私が無職だったので、収入の当てがなかったこと
・子供が父親がいないことで、いじめに合ったりしないか心配
・子供を取られたりしないかということ
離婚までかかった期間、離婚までの簡単な流れ
「やっていけない」と家を出て、実家に帰ってきました。
その後にいきなり家を売り払い、音信不通になってしまったのです。
離婚届は出さないままに、相手とは音信不通になったので、行政に届け出て終了です。
なので、書類上は離婚ではなく遺棄という形になっています。
これを認めてもらうのに、音信不通になってから3年間が必要でした。
離婚前に準備していてよかった事や、過去を振り返って離婚前にしていれば良かったと思う事
クレジットカードの家族カードを持っていたので、まとまったお金を引き出しておけば良かったと思いました。
買い物も出来たはずなのですが、気付いた時には使えなくなっていました。
実家にほぼ手ぶらで帰ってきてしまったので、荷物などもまとめて送り返して置けばよかったと思いました。その荷物は、たぶん捨てられてしまったことでしょう。
実家に帰ることが出来たので、随分と金銭的にも甘えられたので助かりましたが、洋服くらいは気を回して置くべきだったと思います。
離婚の際に一番大変だったこと
連絡が取れなくなってしまったので、手続きが複雑になってしまったこと。
児童扶養手当の申請などに際しても、単に音信不通になったという申し立てではお金をいただくことは出来ません。
心当たりの警察に届出をだしたりと、捜索を依頼したという実績が必要と言われました。
自己申告なのですが、一応済んでいたところの警察署に届け出て、彼の実家にも連絡がつかないという一応の連絡を入れて、既成事実を作りました。
これらはシンプルなことなのですが、精神的に苦痛でした。
離婚して良かったこと
金銭的には雲泥の差とも感じられる生活になりましたが、私の思い通りに物事を進められるストレスのない生活を手に入れられたのが幸せと感じています。
私の両親も元々は結婚に反対していたので、心置きなく孫の面倒が見られると離婚については歓迎ムードでした。
そこまで反対されているとは思っていなかったので、離婚してしまった出戻りという後ろめたさを強く感じることなく実家での生活スタートさせることが出来ました。
都会から田舎に戻ることが出来たのも、なんとなくホッとしています。
離婚して悪かったこと
全て子供絡みで「悪かったなあ~」と思うこともあります。
父の日の作文をおじいちゃん宛に書かなくちゃいけなかったり、お父さんと参加するイベントに私が行ったりすることに申し訳なさを感じたりすることもあります。
割と小さい頃から父親がいないことに慣れたので、子供にしてみれば大したことはないのかもしれません。
特に下の子は一度も一緒に住んだことがないという状況なのですが、なんとも正々堂々とした正義感の強い子供に育っていて安心しました。
一も二にもデメリットは子供についてしか、思い浮かびません。
離婚の意志を伝えた時の、相手や周りの反応
両親は「ありえない」と考えるくらいに喜びいっぱいでした。どうしても気に入らなかったようです。
お金を貸していたのですが、「縁を切れるなら返してもらう必要はない」とまで言い切ってましたから。
友人たちは、「あんまり結婚向きじゃないもんね」と私の性格を見越していたのか、「案の定」という空気オンリーでした。
ママ友にも一応知らせましたが、「そうなんだあ」くらいのリアクション。
まあ、聞かされても困ってしまうのかも。
でも、きちんと知らせたためか、パパイベントの時などは気遣いしてくれて話してよかったと思いました。
お金の準備について(方法・金額)
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今離婚を考えている・離婚をしたい人へ
私は自分で言うのもなんですが、生きる力は強いと思います。
だから、食べるためには仕事の掛け持ちも厭わないし、なんの仕事でもこなす自信があります。
母子家庭が一番惨めに陥るのは、収入が低いことに尽きます。
この辺りを自力で打破できないと考えるならば、離婚は考え直すのが最良だと思います。
もしも「何でも出来る」と腹を括れるのならば、離婚は大賛成です。「子供のため」と我慢するのはナンセンスだと思います。
子供はいつでもハッピーなママといるほうが、絶対に幸せなのですから。