体験者プロフィール
- 地域:沖縄県
- 年齢:39歳
- 職業:正社員
- 家族構成(同居):一人暮らし
- 世帯収入:100万~199万
離婚時の状況
- 離婚時年齢:39歳
- 婚姻期間:26歳から39歳まで13年間
- 家族構成(同居):配偶者、子供
- 世帯収入:100万~199万
- 職業:正社員
- 慰謝料:無し
- 子供: 12歳と7歳 親権母
- 養育費: 払っている 下の子が成人するまで月5万円
離婚を決めた理由・原因
妻は主婦をしていましたが、残業の多い私の仕事とそれに見合わない安月給であることから生活レベルが上がらず苦労をかけていました。私自身転職するほどの勇気がなかったことも大きな原因となっていたので、家族に迷惑をかけていたのは私自身であることは認めています。結婚してすぐのころ妻に「嫌いでなくても離婚する夫婦はたくさんある」と言われたことがあります。そのころは良く意味がわからなかったのですが、いまとなってはそれが自分の身に降りかかったことで、しみじみとあの言葉を反芻しています。
離婚前に不安だったこと
要求通りの養育費を滞りなく支払うことができるのかどうか。
こどもの進学に伴う大きな出費を、都度満額出すことができるのかどうか。
離婚後自分一人の生活になったとき、炊事など最低限のことはできるがそれがこの先何年もしなければならないという現実を考えたとき。
離婚までかかった期間、離婚までの簡単な流れ
離婚の話がでたのは3年ほど前。ストレスで体調を崩した妻が話を持ちかけてきました。
その後何度も衝突を繰り返しながら少しずつ妥協点を受け入れ、
最後は子供へ話をしなければならないというところで数週間かかりました。
離婚前に準備していてよかった事や、過去を振り返って離婚前にしていれば良かったと思う事
離婚の話が上がったころ、すぐに仕事の内容を分析し、ほかの仕事へ転職することを真剣に考えなかったことが心残り。
家のことは最初から求められなかったので、あくまでも生活の質を向上させることに向き合わなければなりませんでした。
それを家計のやりくりだけで妻にまかせっきりだったことが一番の離婚理由でした。
あのころ周囲に相談しすこしでも悩みを共有させることができれば、
これからも子供の成長をともに応援できたのではないかと思います。
離婚の際に一番大変だったこと
もっとも大変だったのは子供へ伝えることでした。
互いの主張には期限をきめて互いが妥協点を出し合えばどうにかなると思っていたので、
それほど大変ではありませんでしたが、こどもへ離婚の事実をどのように、
どのタイミングで話をするかがふたりで頭を悩ませたことでした。
やはりすぐに切り出すことができませんでしたが、上の子は中学1年生ということもあって私からきりだしました。
こどもはやっぱりという言葉をふまえながら離婚を思いのほか受け入れてくれました。
離婚して良かったこと
こどもが離婚を認めてくれた理由のひとつは、こどもとの対面に規制をしなかった妻の配慮がありました。
父親として働き手としては認めてくれていた妻だったので、こどもとのかかわりを断ち切るようなことはしませんでした。
離婚後も月に数回会うことができこどもから電話がかかることもあります。
今は仕事をそのまま続けてはいますが、やはり質の良い仕事がしたいと考えるようになってきて転職にむけて用意し始めています。
今後生活の質が向上し安定してきたときは、養育費を増額するなりまた家族として提案するなり、
妻が安心して私を見られるような姿になっておきたいと考えています。
離婚して悪かったこと
周囲の目がきつくなりました。生活の質が悪いことで妻が逃げ出したという紛れもない事実は、
男としての立場を揺るがす大きな事件でした。特に会社の仲間には衝撃があったようで、
家族で付き合いのある同僚などは奥さんが外に働きに出ていることを他の社員には知られないようにしていたぐらいです。
小さな会社なので給料が安いことは皆同じ。考えることも同じでした。
私が離婚後密かに転職を考えていることはその同僚にすぐ知られることに。
そこから雇い主まで噂がいくのは早く、何かにつけて嫌味をいわれるようになりました。
離婚の意志を伝えた時の、相手や周りの反応
もっとも反対したのは私の実家でした。
長男ということもあって良心の周囲への束もあったようで最初は必死に私を説得しようとしていました。
しかしふたりのなかで決定した後の報告であったため、離婚を止めさせることはあきらめ離婚後の子供たちへの
フォローに力をいれようと話をしています。
友人たちはそれぞれの家族を見直すきっかけになっていて、
時々私に話を聞いてほしいと連絡が入るようになりました。良くも悪くも周囲との関係は良好な状態を保っています。
お金の準備について(方法・金額)
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今離婚を考えている・離婚をしたい人へ
いま離婚を考えている人は、まずパートナーにその気持ちを伝えることから始めてください。
そして自分の力でできることは初めて見ることです。妻は仕事に出ることを選択しませんでした。
収入が少ないのであれば妻が働けが補えるはず。
しかしその不満もふくめいろいろ腹に貯めた状態で爆発したので体調不良もでて働くことができませんでした。
妻自身もそのことは後悔していて、悩んだころに打ち明けて働きに出ていればと言っていました。
いろいろな悩みがあって離婚を検討されているかと思いますが、なにごとも話をしないと始まりません。
すぐ壊れるような家族なら別れたほうが正解ですが、そうではないと思うのであれば勇気を出して動いてみてください。